ヒト臍帯由来間葉系幹細胞培養上清液について | Eternam Co., Ltd.

ヒト臍帯由来間葉系幹細胞培養
上清液について

Human Umbilical Mesenchymal Stem Cell Cultured Supernatant

間葉系幹細胞とは、骨髄・脂肪・歯髄・へその緒・胎盤などに存在します。体に自然に備わっている体性幹細胞で、骨細胞・軟骨細胞、脂肪細胞、神経細胞、幹細胞などさまざまな細胞に分化できるといわれている細胞です。傷ついた組織にとって栄養となる成分などを放出します。

幹細胞を培養するときに得られる上澄み液のことです。

幹細胞は細胞自身が活性化・成長・増殖するために様々な成分を分泌するため、幹細胞培養上清液にはサイトカイン類※1やエクソソーム※2などが含まれており、幹細胞培養上清液は医療の現場や美容の分野での使用が注目されております。

※1 サイトカイン類

ダメージを受けた部分の修復、
さらには免疫応答の調整など、
細やかな情報伝達を担う小胞のこと​​​

※2 エクソソーム

細胞の増殖、分化、移動、
炎症などの調節に重要な役割を果たす、
細胞から分泌される低分子タンパク質のこと​​

臍帯由来間葉系幹細胞は、
赤ちゃんと母体をつなぐ臍帯から採取されます。

臍帯には、最も若い幹細胞がふくまれております。
安定的な確保が可能です。

エテルナムが厳選した臍帯由来間葉系幹細胞培養上清液は、
国内にて独自技術(特許出願中)で培養されており、
多種多様な成分を含有していることを確認しています。
さらに、安全へのこだわりとして、
独自開発した培地を用いています。

安全性へのこだわり

ドナー、ヒト臍帯由来間葉系幹細胞および
培養上清液のそれぞれに対して、
以下の試験により安全性の確認を行っています。

ドナーの試験

※ウイルスや感染症検査などで陰性を確認している。

ヒト臍帯由来間葉系幹細胞の試験

無菌試験、ウイルス否定試験などをおこなっている。

培養上清液の試験

無菌試験などをおこなっている。 ※化粧品原料化時

その他、日本の化粧品安全性評価ガイドラインの沿った9項目(急性毒性、皮膚一次刺激性、連続皮膚刺激性、感作性、光毒性、眼刺激性、変異原性、ヒトパッチ試験)の試験をおこなっております。

エテルナムが使用する上清液には500種類以上の「サイトカイン類」「エクソソーム」が含まれております。
主な成分には次のようなものがあります。

エテルナムが使用する上清液には
500種類以上の「サイトカイン類」「エクソソーム」が
含まれております。
主な成分には次のようなものがあります。

HGF
(肝細胞増殖因子)

皮膚組織においても創傷修復作用、細胞に対する増殖活性作用や血管新生作用など様々な効果が期待されている。

MCP-1
(マクロファージ走化性促進因子)

マクロファージの増殖と遊走性を促進する。老化した細胞や過剰に生産されたメラニン色素などの除去に役立つとされている。

TSP-2
(トロンボスポンジン2)

コラーゲン繊維などの細胞外マトリックスの生成に関与する。血管新生を促進するとされている。

TGF-β1
(トランスフォーミング成長因子ベータ1)

細胞の分化やエイジングを制御する。コラーゲンやエラスチンなどの生成を促進し皮膚の保湿性を高める。創傷修復作用や抗炎症作用を持つとされている。

PDGF
(血小板由来成長因子)

損傷を受けた皮膚細胞の再生を促進。コラーゲン合成を促進し、加齢による肌変化の改善が期待されている。

EGF
(表皮細胞増殖因子)

表皮にある細胞に働きかけて分裂、集合を繰り返しながら、新しい細胞の生産を促進するとされている。

VEGF
(血管内皮細胞増殖因子)

新しい細胞を生産することで加齢による肌変化の改善が期待されている。

CD9/CD63
陽性エクソソーム

CD9およびCD63は、エクソソームと呼ばれる細胞外分泌物の幕表面に発現する特異的マーカー。臍帯由来の間葉系幹細胞は、脂肪や骨髄由来の間葉系幹細胞よりもエクソソームの含有量が多いことが知られている。

4つのフリー

リスクが懸念される培地由来成分は含まない

動物由来血清成分や上清液中の不純物などのリスクが懸念されていますが、エテルナムが使用する上清液は、安全性に配慮した培地を使用し、以下に懸念される成分は含まれておりません。

ヒト臍帯由来間葉系幹細胞培養上清液は、
サイトカイン類の種類や含有量が多く
美容分野でも注目され、
様々な効果があることが研究で示されつつあります。